WORLD PEACE ART EXHIBITION 2020

【国内展】京都 Kyoto 2020年9月9日(水)~9月13日(日)
【海外展】リトアニア共和国・ビリニュス Vilnius,Lithuania 2020年10月22日(木)~10月26日(月)

主催 :I・P・A実行委員会
後援 :外務省、京都市、広島市、長崎市、公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟
運営 :株式会社 クオリアート

《海外展》
杉原千畝氏に敬意を表し、国際平和美術展の海外展を開催!

今から80年前の1940年、約1カ月間で2139通の「命のビザ」を発給し、多くの人々の命を救った外交官杉原千畝氏。本省の命令よりも「人道、博愛精神第一」の意志に基づき、出国の発車間際まで渡航許可証を書き続けました。この行動が約6千人の避難民の命を救ったと言われています。杉原氏の生誕120周年と「命のビザ」発給から80周年を記念して、「WORLD PEACE ART EXHIBITION 2020」の海外展をリトアニアの首都ビリニュスで開催しました。開幕初日の10月22日に行なったオープニングセレモニーには、在リトアニア日本国大使館特命全権大使・山崎史郎氏を始め、リトアニア国立美術館館長やリトアニア国立カルチャーセンター長、杉原記念館館長をお招きし、芸術による国際親交と本展成功への願いを込めてテープカットを行なっていただきました。

また山崎特命全権大使夫人・山崎裕子氏らにリトアニアの民族楽器「カンクレス」の演奏をご披露いただくなど、同国との文化交流をさらに深めるセレモニーとなりました。歴史あるビリニュス旧市庁舎の会場には、平和への祈りをのせたアート作品が並び、初日から多くの方々に足をお運びいただきました。また、ビリニュス市内にある杉原桜公園にて、山崎史郎大使と裕子夫人、リトアニア国立カルチャーセンター長、杉原記念館館長とともに、「サトザクラ」を本展開催の記念に植樹。ご出展された全作家のお名前を刻んだプレートとともに、芸術文化の力による平和への祈りを受けて、立派に根を下ろした姿を見届けました。「命のビザ」発給という人道的活動で日本とリトアニアとの絆を深めた杉原千畝氏。その功績に敬意を表するとともに、アートによって更なる両国の文化交流の機会を創出することが出来ました。

こちらから海外展の様子をまとめた映像をご覧いただけます。

本展の開催を記念した植樹
テープカットの様子
ジェミーナ・トゥリンクーナイテ氏と山崎裕子夫人による「カンクレス」の演奏
展示の様子
感動のあまり作品をカメラに収めるご来場者
愛知・静岡・京都と銘茶3産地を紹介

《国内展》
古都・京都にて「第28回国際平和美術展」を開催!

2020年は、第2次世界大戦時のリトアニアで、ビザの発給によって6千人以上の命を救った外交官・杉原千畝の生誕120周年であり、「命のビザ」発給から80周年にもあたります。そこで、この機に両国の友好関係をアートでより強固にするため、2020年に開催する「国際平和美術展」をリトアニアの首都ビリニュスと、国内展を、文化庁が全面移転することが決定している京都で開催する運びとなりました。去る9月9日から9月13日の会期で京都市美術館別館2階にて開催した「第28回 国際平和美術展」の国内展では、日本のアーティスト193名による多彩な作品とともに、平和への想いをメッセージとして展示しました。
京都市美術館別館が建つ岡崎公園内には、京都市京セラ美術館や京都国立近代美術館、ロームシアター京都、京都市動物園などの文化施設をはじめ、平安遷都1100年を記念し1895(明治28)年に創立された平安神宮などが点在しています。

観光客にも人気の各施設に近い会場ということもあり、本展へは多くのお客様にお越しいただくことが叶い、ご来場の皆様に、芸術から平和を祈念する作品やメッセージをご覧いただきました。
また会場では新型コロナウイルス感染拡大防止のため、入口にてご来場者の皆様へ検温とアルコールでの手指の消毒をお願いし、安全に配慮しながら運営致しました。特設展示では、杉原千畝氏の功績をご紹介するパネル(協力:ホロコースト記念館)や、本展の巡回先であるリトアニアのアーティストの作品を展示。古都・京都において、日本のアーティストの作品と共に過去の惨事を知り、また異文化の作品から多様性について考え、平和について改めて学ぶ催しとなりました。

本展のバナーでお客様をお出迎え
賑わう会場
パネル「『暗やみに光を灯した人』杉原千畝」
展覧会場 内観
リトアニアのアーティストの作品も展示
リトアニアのアーティストの作品