5th DISCOVER THE ONE JAPANESE ART

会期:[前期] 2018年5月21日(月)~5月25日(金)
   [後期] 2018年5月29日(火)~6月2日(土)
会場:メニア・ギャラリー(イギリス・ロンドン)
   Menier Gallery

芸術・文化の中心地ロンドンで日本のアートを紹介!

ウェストミンスター寺院やバッキンガム宮殿など重厚な歴史を物語る建造物と、刺激溢れる都会的な雰囲気が同居するロンドンにて、コンペティション形式で実施する日本の美術展覧会を開催しました。

賑わう内覧会の様子
現地の方々も次々とご来場
日本のアーティストに興味を持ち、プロモーショングッズを手にする来場者
審査員ミック・デイビス氏
審査員ニコラス・アッシャーウッド氏
審査員タイモン・スクリーチ氏
会場のあるロンドンは、世界一級の収蔵数を誇る大英博物館をはじめとする著名な文化施設が街に文化的な香りを漂わせる一方で、今日の現代アート界をも牽引しています。そのロンドン市街からほど近いMenier Gallery(メニア・ギャラリー)にて、日本の美術作品を一堂に会し紹介する本展を2会期に分けて開催しました。
Menier Gallery は、150年近く前に建てられた古いチョコレート工場をギャラリーとしてリノベーションした会場で、国内外多くの現代美術作家に活用されています。世界のアートシーンを牽引するロンドンの方々に向けて、ジャンルの分け隔てなく新進気鋭の日本のアーティストの作品を紹介する本展に、連日多くの美術愛好家が訪れました。
初日には本展の審査員である英国王立美術家協会(RBA)副会長のミック・デイビス氏や、キュレーターでアートライターでもあるニコラス・アッシャーウッド氏、急遽来場が叶ったロンドン大学教授のタイモン・スクリーチ氏もご来場。三者三様に展示作品を鑑賞しながら入念に審査を行なっていただき、「日本独自の文化を美術作品として表現しているものが多く興味深かった」「高い表現力や技術力に感動しました」と称賛を賜りました。
一方、一般来場者の方々にもアンケート形式での審査を依頼。普段目にする機会の少ない日本のアーティストの作品鑑賞を楽しみ、熱意を持って審査にあたっていただきました。
同日、開催したオープニング・セレモニーでは、出展アーティストによる作品紹介が行なわれ、制作者の思いを聞けたと現地の人々に喜ばれるなど、アートを介して意義深い日英交流を図ることができました。


審査員

ミック・デイビス氏
英国王立美術家協会( R B A )副会長
ニコラス・アッシャーウッド氏
『GALLERIES』誌 デスク/キュレーター兼アートライター
タイモン・スクリーチ氏
ロンドン大学アジア・アフリカ研究所教授
(日本近世文化・美術専攻)
受賞者(敬称略)

[大賞]
梶浦 明日香《Netsuke.昔話》

[準大賞]
桐本 晶観《喜び~JOY~》

[ミック・デイビス賞]
野村 千晴《Gentleman》

[タイモン・スクリーチ賞]
しもかわ くみこ《KEARASHI Sea Frost》

[ニコラス・アッシャーウッド賞]
横山 朋子《備前流紋大皿》

[人気アーティスト賞]
住吉 恵《王朝絵巻》
ちゃちゃきなな《The Great Fishing》、
麻真(MAMA) 《さびしい祭り》

[審査員特別賞]
藍蘭堂 まりこ、青木 園、石川 秀隆、稲田 春逕、大塚 泰子
オカバヤシ マリコ、小野 和、川口 康子、佐山 大介
白神 珠生、高見澤 道子、田邉 葉心、知地 貴美香
出口 佳子、内木 恵美、中津川 翔太、N.COCKTAIL、法月 由紀子
林 晶子、日比 淳史、保坂 司、堀 よしえ、松村 直樹
三嶋 節美、務川 めぐみ、山下 晃伸、Littlelady 桑原雅子

受賞者の作品は、2018年8月20日(月)~8月26日(日)までギャラリー八重洲・東京にて展示されます。