アート イリュージョン in 札幌

会期:2007年2月10日(土)~2月12日(月・祝)
会場:サッポロファクトリーホール(北海道)
主催:アートイリュージョン実行委員会
後援:さっぽろ雪まつり実行委員会 札幌市
運営:株式会社 クオリアート

アートがつくる美しい地球環境 ~光と雪と芸術の競演~

会場となったサッポロファクトリーホール
展覧の告知ポスター
多くの来場者で賑わう会場
映像や光を効果的に使い、会場内を幻想的に演出
「エコライフ10万人宣言」登録コーナー
流氷の天使クリオネも展示
札幌の都心を東西に横切る大通り公園に、迫力ある雪と氷の芸術作品が展開される「さっぽろ雪まつり」。毎年、国内外から200万人以上の観光客が集まってくるこの一大イベントの開催時期に、「サッポロファクトリーホール」において、アートがつくる美しい地球環境~光と雪と芸術の競演~をテーマとする本展を開催し、多くの注目を集めました。

美術を通して環境問題を訴えることが大きなテーマとなっている本展のメイン展示は、世界規模で地球温暖化が進むなか注目を集める「LED(発光ダイオード)」を使った新しいアート表現「ライティング・アート」。第4世代のあかりと呼ばれるLEDは、蛍光灯の5分の1以下の消費電力で光を発することができるため、産業廃棄物も大幅に削減でき、温暖化対策の救世主ともいわれています。
会場には「ライティング・アートを使って環境問題を訴える」という主旨に賛同していただいた全国のアーティストの作品135 点(洋画・日本画・写真・工芸)が展示され、その美しい輝きで大勢の来場者を魅了。また巨大スクリーンに映し出された映像とレーザー光線、スモークを駆使した幻想的な演出は、光で表現されたアーティストの作品を一層際立たせ、原画とはまた違った新たな味わいを演出しました。さらに環境への関心が高い、北海道を代表する著名人のC.Wニコル氏や歌手の北島三郎氏、加藤登紀子氏のライティング・アート作品やメッセージなども好評を博しました。

併設展では、「流氷の天使」クリオネの展示や地球温暖化によって引き起こされる温度上昇が地球にもたらす影響を分かりやすく紹介したパネルを通して、環境への関心をうながし、毎日の生活から環境を見直す「エコライフ10万人宣言」の登録コーナーでは、様々な視点から環境問題を訴えるなど、全体を通してメッセージ性の強い内容となりました。