コトノハ歳時記2011「言葉力~人は何のために生きるのか~」

会期:2011年6月1日(水)~6月5日(日)
会場:大本山善光寺大本願 明照殿(長野)

親鸞聖人750回大遠忌を機に東日本大震災復興支援イベントを実施 

親鸞聖人の750回大遠忌を機に、長野県の大本山善光寺大本願にて“日本の美しい言葉文化の波及継承”を目的とする短歌、俳句、川柳作品の展覧会「コトノハ歳時記」を開催しました。

3回目の開催となる本展のテーマは「言葉力 ~人は何のために生きるのか~」。親鸞聖人をはじめ、善光寺にゆかりのある文人墨客のコトノハから生きる力となる貴重な教えを学ぶとともに、全国の現代文芸家から寄せられた力強いコトノハ作品を展示し、観光客をはじめ多くの方々に鑑賞いただきました。

また、東日本大震災と同時期に震災の被害を受けた地域を擁する長野県での開催ということもあり、本展では「コトノハ」を通して一人でも多くの方々と生きる力や勇気、心からの笑顔を共有したいと、会期を通じて長野県松本蟻ヶ崎高校の書道ガールズによる大書パフォーマンスなど様々なイベントを実施。来場者に参加を呼びかけ、復興支援への思いを一つにしました。

会期を通して展覧会場内に募金箱を設置し、来場者に協力をお願いするとともに、短冊に被災地への応援メッセージを書き、復興への祈りを込めて笹に結わえていただきました。心の込もった応援メッセージの一部は、記念作品集に掲載し、被災地へ寄贈いたします。
皆様の暖かいお心遣いにより展覧会期中に49,486円の募金が集まりました。募金額のすべてを、アートによる心のケアを推進する「HEART for JAPAN」の活動を通じ、被害を受けた東日本大震災や長野県北部の復興のために役立てさせていただきます。募金額の50%にあたる24,743円は日本赤十字社を通じて義援金とし、残りの24,743円を「アートによる心のケア」を目的に学校の教材や画材などを失ってしまった子供たちや学生、その他全てのアート活動を行なう人々のための画材購入費に当てさせていただきます。ご協力誠にありがとうございました。