第8回展

【国内展】8th EARTH ART EXHIBITION IN KOBE
     兵庫・神戸 Hyogo 2007年3月10日〜13日
【海外展】EARTH展 in TAIWAN~アートが結ぶ絆~
     台湾 Taiwan  2007年5月19日〜22日

後援:兵庫県、兵庫県教育委員会、神戸市、神戸市教育委員会、芦屋市、西宮市、日本赤十字社兵庫県支部、(財)ひょうご震災記念21世紀研究機構、
   台北駐日経済文化代表所 台湾観光協会
協力:國立中正紀念堂 台湾政府外交部 台湾政府教育部 長流美術館 台北日本人学校 921地震教育園区 他
主催:EARTH展実行委員会

《海外展》
【会期】 2007年5月19日~5月22日
【会場】 國立中正紀念堂

EARTH展初めての海外展が、同じアジアの仲間であり、神戸と同じく大震災の被害に遭いながらも逞しく復興を遂げる台湾で行われました。

アートが結ぶ絆」をテーマに、台湾を代表する芸術家の作品や、国民的スター、テレサ・テンの併設展も展示。開催時の館内には、当時の台湾大統領陳水扁総統の姿もあり、大きな注目を浴びる中、台湾随一の建造物、中正紀念堂にて開催されました。
【併設展1】台湾アーティスト作品特別展示《陳進、陳澄波、顔水龍 他》
【併設展2】歌声で心をつないだ巨星 テレサ・テン
【併設展3】-1.17EARTH展のあゆみ-、-台湾と日本 近代美術の絆-

【来賓】曾坤地(國立中正紀念堂處長)、林文通(台湾政府教育部参事)曹培林(台湾政府教育部國際文化教育事業處副處長)、黄?慶(台湾政府外交部)、黄承志(長流美術館館長)

《国内展》
「1・17EARTH展」が、国際巡回美術展「EARTH展」に!
会期:007年3月10日(土)~3月13日(火)
会場:神戸ファッションマート「IO(イオ)ホール」

「アートが結ぶ絆」をテーマとし、国際巡回美術展を、神戸市東灘区の六甲アイランドにある神戸ファッションマート「IO(イオ)ホール」にて開催しました。

阪神・淡路大震災を経験した神戸で、過去7回にわたり、芸術からの心の復興をテーマに開催してきた「1・17EARTH展』は、本年より、国際巡回美術展「EARTH展」へと生まれ変わりました。
アートが結ぶ絆“というテーマを掲げた本展は、阪神・淡路大震災の被災地である神戸を出航の地とし、同様に大きな地震の被害に遭った台湾へ巡回し、世界へとその絆を広げていきます。
オープニングセレモニーには、台北駐大阪経済文化弁事処処長・呉嘉雄氏と、NPO法人Knots代表・冨永佳与子氏をご来賓に迎え、出展作家代表として、中野せち子先生にご臨席いただきました。アジアを舞台に活躍されている歌手の李浩麗さんが幻想的な余韻のなか来賓者の手でテープカットが行なわれると同時に、本展の幕が切って落とされました。

会場の入り口には、「EARTH展」の文字が入った空色の看板があり、正面に神戸の街並みを、裏側には台湾の風景を映し出し、神戸と台湾の絆を表していました。また「台湾ゆかりの芸術家たち」と題した特別展示では、有島生馬、石川欽一郎、梅原龍三郎、竹久夢二などの貴重な作品が展示され、来場者の目を惹き付けました。
円形の会場内は、ジャンルごとに仕切られ、立体工芸を中央に、日本画、洋画、平面工芸、写真、書道と、合計206点の作品が並び、配慮された動線により、ゆっくりと落ち着いて鑑賞ができるようになっていました。
心地良いBGMが流れるなか、作家の方々に制作のお話をうかがう来場者の姿をはじめ、作品を前に盛んな交流が行なわれました。また、六甲アイランドにあるカナディアンアカデミーの学生たちが、ノートを手に熱心にスケッチし、鑑賞する様子なども見受けられました。

ロビー中央には、2000年から始まった「1・17EARTH展」が、本展、そして絆を象徴する赤いヒモで結ばれた台湾へと続くコンセプトとして、高さ70センチ、全長8メートルに及ぶ、巨大な「絆の懸け橋」が設置されました。また両壁面には、日本と台湾が、アートとともに歩んだ道程と本展の前身である、「1・17EARTH展のあゆみ」を解説したパネルが併設展示され、訪れた台湾出身の方にも、今回の趣旨にふさわしく、興味深い内容だと、感想をいただきました。