⽂化庁委託事業 『美濃桃山陶 青山茶会』 展が閉幕

港区南青山のスパイラルガーデンにて、6日(火) 7日(水)と2日間にわたり開催された展覧会『美濃桃山陶 青山茶会』 展が大盛況の中、無事閉幕しました。

展示会場では、公益社団法⼈美濃陶芸協会会⻑ 安藤 ⼯⽒、副会⻑ 阪⼝浩史⽒、加藤三英氏によるギャラリートーク、出展作家の茶碗を使っての特別茶会が賑やかに行なわれました。
6日には、元UNESCO事務局長の松浦晃一郎氏もご来場。安藤氏の解説に熱心に耳を傾けていらっしゃいました。
ギャラリートークでは、日本の陶磁史上最も華やかであったといわれる日本独自の陶芸表現である美濃桃⼭陶が、土からどのように象られていくのか、織田信長を魅了したその歴史を紐解きながら、全作品を一つ一つ丁寧にご説明いただきました。
満員御礼となった茶会では、使用茶碗をガチャで決める為、国指定重要無形文化財保持者(いわゆる:人間国宝)の作品でお茶を召し上がれるチャンスもあり、ご参加の皆様も緊張と高揚を楽しんでいらっしゃいました。

文化勲章・文化功労者の故・荒川豊蔵氏をはじめ、先人達が繋いできた茶陶の心と技術が凝縮された美濃桃山陶に触れ、“令和の一服”を心ゆくまでお楽しみいただきました。

ご来場された皆様、本展にご協力いただいた皆様、誠にありがとうございました。