フランクフルト・ブックフェア
[ドイツ]

2017年10月11日から10月15日にかけて、世界各国の7千を超える出版企業が出展し、毎回来場者が30万人にも上る世界最大の書籍の見本市「第69回フランクフルト・ブックフェア」が開催されました。

1949年から毎年10月半ばに開催され、世界100カ国以上の出版業界の専門家が一堂に会するこのイベントには、今年も出版関係者にとどまらず音楽や映画など各分野から業界人が集まり、開幕式にはドイツのアンゲラ・メルケル首相やゲスト国として迎えられたフランスを代表してエマニュエル・マクロン大統領の姿もありました。

業界の垣根を越えてコンテンツの有効活用を目指す「The Art +」ブースに設置したクオリアートブースも連日多くの人で賑わいました。日本のすぐれた芸術を後世に遺すために発刊を続ける『日本藝術の創跡』の最新刊Vol.22を展示した同ブースでは、書籍はもちろんのこと掲載作家の作品とプロフィールを特製シートにして紹介。500年以上の歴史があるイベントとあって、アートに造詣の深く審美眼に長けた来場者が次々とブースを訪れ、日本が誇る多彩な表現方法の数々には感嘆の声を漏らしていました。