WORLD PEACE ART EXHIBITION 2019 in VIENNA

会期:2019年11月1日(金)~11月4日(月)
会場:シェーンブルン宮殿(世界文化遺産)内

1993年に創設した国際平和美術展は、「芸術からの平和希求」の祈念を活動の根幹に、これまで広島市や長崎市、日本国政府や日本ユネスコ協会連盟などの公的機関にご支援を賜り美術展覧会を実施。2度に渡るローマ法王への謁見をはじめ、国内にとどまらず世界19カ国28都市において、各地の要人や現地の人々と平和への思いを交歓してきました。
2018年9月にはスイス・ジュネーブの国際連合欧州本部での展覧会を盛況の裡に終了。2019年はわが国と正式な外交樹立150周年を迎えるオーストリアが誇る世界文化遺産、シェーンブルン宮殿で開催する運びとなりました。
平成最後の年。広島平和記念公園の《原爆の子の像》が建立から60年の節目を迎えました。原爆の被害によって短い一生を閉じた禎子さんが回復を願って折り続けた折り鶴は平和の象徴とされ、その1つはウィーンの平和博物館に寄贈されました。禎子さんの存在は、オーストリアの作家カルル・ブルックナー氏が著した『Sadako will leben(サダコは生きる)』によっても伝えられ、本書は世界20カ国以上で読み継がれています。
またウィーンの国連事務局(UNOV)には、国連傘下の自治機関として、原子力の平和的利用の促進や原子力の軍事的利用の転用防止に努める国際原子力機関(IAEA)の本部が置かれており、現事務局長を唯一の被爆国・日本の天野之弥氏が務めるなど、ウィーンとわが国は平和を介して密接な関係にあることが伺えます。
一方、ジャポニスムが流行する契機となった1873年のウィーン万博や、それに影響をうけたウィーン分離派のグスタフ・クリムトの存在など、日本とオーストリアは文化芸術の面でも様々な接点を持つことから、同地は「芸術からの平和希求」を主旨とする本展において大きな意義のある開催地といえるでしょう。
歴史上ヨーロッパの文化芸術を象徴してきたオーストリア。この素晴らしい舞台において、今一度、世界の恒久平和について考え、明るい未来を照らす展覧会とするべく邁進する所存です。皆様のご理解とご協力を賜りますよう何卒宜しくお願い申し上げます。