DISCOVER THE ONE JAPANESE ART 2017 [2nd]

会期:2017年5月31日(水)~6月3日(土)
会場:メニア・ギャラリー Menier Gallery
   (イギリス・ロンドン)
   
   終了しました。

世界都市ロンドンで日本のアーティストの作品を紹介

イギリスの首都ロンドンの中心部に位置するメニア・ギャラリー(MenierGallery)にて、日本の美術作品や文化をロンドンの人々が「Discover(発見する)」コンペティション形式の展覧会を開催しました。

展覧会場の様子
審査員のミック・デイビス氏
審査員のニコラス・アッシャーウッド氏
オープニング・セレモニーの様子
大英博物館を貸し切ってレセプション・パーティーを開催
大英博物館の屋根中庭(グレート・コート)
【大賞】岱影《陽はまた昇る》
【準大賞】荒田 耕治《幾何学文様壺》
【3rd Prize】久本 徳夫《芝桜 村の賑わい》
【人気アーティスト賞】山﨑 浩美《大和魂》
【ミック・デイビス賞】大島 啓《京劇の面》
【タイモン・スクリーチ賞】仲山 拓人《Midnight Flight》
【ニコラス・アッシャーウッド賞】佐藤 文子《Japan Blue》
芸術文化の重厚な歴史を礎に、流行発信の街として芸術や文芸、ファッション、音楽など幅広い分野で社会に影響を与えてきたイギリスの首都ロンドン。2000年にはMoMAやポンピドゥー・センターと並ぶ世界トップクラスの近現代美術館、テート・モダンが開館するなど現代アート界を牽引し続けています。
コンペティション形式で3名の審査員による審査と一般のご来場者によるアンケートの総評により各アワードを選出する本展。会期中にはホイッスラーをはじめ名立たる芸術家が会長を歴任した、由緒ある英国王立美術家協会(RBA)副会長のミック・デイビス氏とキュレーターやアートライターとして活躍するニコラス・アッシャーウッド氏も来場してすべての出展作品を丁寧に審査。「イギリスの作家の作品には見られない表現が多く大変刺激になった」「日本独自の精巧な技術で制作された作品に感動した」と高い評価をいただきました。ロンドン大学アジア・アフリカ研究所教授のタイモン・スクリーチ氏には、画像データでの審査を依頼しています。
元チョコレート工場を利用したギャラリーには連日多くの人々が来場。文化・芸術に造詣の深いロンドン市民とあって、あまり目にすることのない日本の芸術作品を楽しみながら、厳しくもまた的確な感覚でアワードに冠する作品を選んでいただきました。
また、会期中には世界三大博物館の一つ、大英博物館を貸し切ってレセプションパーティーを開催。古今東西の美術品や考古学的な遺物、工芸品を前に、出展アーティストや審査員、大英博物館マーケティング部代表のリサ・ガステッラ氏をはじめとする来賓が、国境を越えて芸術談議に花を咲かせ、互いの交流を深めました。
審査員

ミック・デイビス氏 
英国王立美術家協会(RBA) 副会長

タイモン・スクリーチ氏
ロンドン大学アジア・アフリカ研究所教授(日本近世文化・美術専攻)/多摩美術大学客員教授

ニコラス・アッシャーウッド氏
キュレーター/アートライター
ロンドン中のアートギャラリーを網羅する『GALLERIES』誌の特集記事担当デスク役員

受賞者(敬称略)
【大賞】岱影《陽はまた昇る》
【準大賞】荒田 耕治《幾何学文様壺》
【3rd Prize】久本 徳夫《芝桜 村の賑わい》
【人気アーティスト賞】山﨑 浩美《大和魂》
【ミック・デイビス賞】大島 啓《京劇の面》
【タイモン・スクリーチ賞】仲山 拓人《Midnight Flight》
【ニコラス・アッシャーウッド賞】佐藤 文子《Japan Blue》
【審査員特別賞】沖 千映子《春のよろこび》/山本 勝博《ナポレオン・ホース》/遠藤 聖香《Natural and Artistic Sacred Universe》/櫻井 美智子《耀》/牧野 満徳《富士山》/布川 典子《夜の静寂に溶けてゆく花々》/髙橋 哲平《オニヤンマの翅》/佐藤 俊正《幽谷の滝》