WORLD PEACE ART EXHIBITION 2013

【国内展】東京 Tokyo
【海外展】ウクライナ Kiev,Ukraine

主催 :I・P・A実行委員会
後援:外務省、広島市、長崎市、公益財団法人日本ユネスコ協会連盟、在日本ウクライナ共和国大使館、ウクライナ共和国文化省、ウクライナ芸術協会
運営:株式会社 クオリアート

《海外展》
「核のない平和な世界を目指して」
母なる町・キーウにて国際平和美術展開催

会期:2013年9月25日(水)~9月29日(日)
会場:ウクライナ芸術家協会展示館(ウクライナ・キーウ市)

昨年はウクライナと日本間における外交関係樹立20周年にあたり、様々な文化的交流が行なわれました。世界で唯一、核爆弾の投下による被爆国となり、2011年には未曾有の大地震によって福島の原発事故を起こしてしまった日本。一方、ウクライナではチェルノブイリ原発事故による被爆を経験したその教訓から、日本同様、非核の道を歩む平和の同志となりました。

子どもたちが国旗を振りお出迎え
テープカットの様子
折り紙のワークショップの様子
この度、21回目を迎える国際平和美術展の海外展は「核のない世界への願いと恒久平和へのアピール」そして「両国間の更なる友好親善」をテーマに、核兵器を持たない国ウクライナの首都キーウにて開催する運びとなりました。

本展の会場となったのは、キーウの文化芸術を担うウクライナ芸術家協会展示館。展示館のメインエントランスで行なわれたオープニングセレモニーでは、本展の開催に先駆けた記者会見が開かれ、主要メディアから20社以上の記者が押し寄せ、テレビやラジオ、インターネット、新聞を通じて本展の事前告知がウクライナ全土へ伝えられました。

ウクライナの文化芸術を支える有力な首脳陣が多数ご臨席する中、テープカットが行なわれ、華々しく本展は開幕。展示館にはチェルノブイリ地区の学校として世界的に知られるディスニャンスキー地区259番学校の生徒たち90名に加え、実に100名を超える現地の人々が訪れました。
会場では、平和を愛する日本のアーティスト160名による作品とともに、平和を願って書かれた思い思いのメッセージを掲載。また日本人アーティストが制作した、ウクライナの伝統工芸であるピサンキを模したオリジナル・ピサンキが展示され、日本の描法とウクライナ文化の融合に、多くの人が興味津々の様子でした。

その後、世界文化遺産・聖ソフィア大聖堂敷地内に建てられた、府主教の邸宅を会場とするレセプション・パーティーでも両国の友好が育まれ、日本とウクライナの関係をより深める展覧会となりました。

《国内展》
「平和を共に歩む」
日本・ウクライナ外交関係樹立20周年を記念し平和展開催

会期:2013年6月27日(木)~6月30日(日)
会場:東京芸術劇場 展示ギャラリー

昨年2012年はヨーロッパ東部ウクライナと日本間における外交関係樹立20周年にあたり、両国の各地で様々な交流が行なわれました。日本とウクライナは互いに原発による事故を経験し、その教訓を絆に固く結ばれていることもあり、今回の第21回国際平和美術展は「核のない世界への願いと恒久平和へのアピール」そして「両国間の更なる友好親善」をテーマに、首都東京の芸術文化を振興・普及する拠点、東京芸術劇場にて開催する運びとなりました。

リニューアルされた東京芸術劇場で21回目となる国際平和美術展を開催
会場入口で行なわれたバンドゥーラのミニライブ
【国内展】東京
展覧会場では、平和を愛する日本のアーティスト152名による作品と平和を願うメッセージを掲載。また併設ブースでは、ウクライナの文化や世界文化遺産にまつわるパネルを展示。そして時代を担う、ウクライナ・キーウ市の「ディスニャンスキー地区259番学校」と、福島県・いわき市の「絵画教室アトリエK」の生徒が描いた作品を、会場内で特別に展示しました。

会場入口ではウクライナの伝統楽器で、65本もの弦を持つバンドゥーラの奏者カテリーナ氏によるミニライブが行なわれ、繊細で郷愁感を漂わせる音色に、来場者は酔いしれました。

また、ウクライナから国立芸術アカデミー会員のテティアナ・ヴァレネンコ氏によるピサンキをはじめ、出展アーティストが思い思いに描いたピサンキ・オブジェとともに、来場者の目を引きつけていました。
一方、全国で活躍中の工芸家飯野夏実氏をお迎えしたワークショップでは伝統的手法のピサンキの制作コーナーを設け、老若男女が熱心に自分だけのピサンキを制作し盛り上がりを見せていました。

本展のレセプション・パーティーはメトロポリタンホテル内の「桜」の間で行なわれ、美味しい食事とともに、知られざるウクライナの魅力をスライドでご説明。歓談中には改めてカテリーナ氏のライブが行なわれ、東京の中心に「美しい国」ウクライナの空気が漂いました。

本展成功の手応えを携え、9月にはウクライナや大国ロシアの「母なる街」とも称される歴史深いキエフで開催する海外展へとのぞみます。