WORLD PEACE ART EXHIBITION 2011

【国内展】愛知 Aichi
【海外展】ケニア Nairobi,Kenya

主催:I・P・A実行委員会
運営:世界文藝社
後援:外務省、林野庁、広島市、長崎市、名古屋市、社団法人日本ユネスコ協会連盟、在日本ケニア共和国大使館
特別協力:国際森林年国内委員会事務局

《海外展》
東アフリカの大自然に抱かれてケニア展開幕!

会期:2011年11月16日(水)~11月19日(土)
会場:ケニア共和国/ナイロビ国立博物館


世界各国にて開催してまいりました国際平和美術展が、この度ついにアフリカ大陸で開催されました。会場となったケニア共和国ナイロビ国立博物館は、英国の大英博物館ともパートナーシップを提携するアフリカ大陸を代表する名門博物館。本展は、同博物館における今年度最大の事業として万全な体制で準備が進められました。

博物館敷地ゲートに掲示されたバナー
豪華来賓を迎えたオープニングセレモニー
カベタ・ベタ・プライマリースクール生徒によるアフリカンダンス
11月16 日、会場ではオープニング直前に本展の記者会見が行なわれ、各方面のメディアが取材に集まりました。ケニア最大の新聞紙「ディリーネィション」ほか、NTVや中国系通信社などが会見の模様を伝え、報道で知った多くの人々が博物館を来訪。来場者はのべ4千名を記録しました。なかでもナイロビ近郊の小・中学生、高校生が連日スクールバスを連ねて訪れ、キラキラと目を輝かせた子供たちの歓声に満ち溢れた、賑やかで明るい展覧会となりました。
初日には、日本より訪れたアーティスト一行がナイロビ郊外のカベタ・ベタ・プライマリースクールを訪ね、国際森林年を記念した本展のテーマ「自然から平和を育む」にのっとり、約1千名の生徒に迎えられながら植樹活動を行ないました。
また、午後からは展覧会場にて、近隣小学校の生徒約150名を迎えたワークショップを開催。日本から参加したアーティストのアイデアが生きた文化交流に多くの人が詰めかけました。
本展の開幕を記念したメインイベントであるオープニングセレモニーは、ナイロビ国立博物閉館後に行なわれ、ケニア共和国文化遺産省副大臣ホン・ウィルフレッド・オンブイ氏を主賓に、文化遺産省事務次官ジェイコブ・オレ・ミアロン氏や髙田稔久日本国大使館特命全権大使をはじめとするケニア政府関係者、芸術関係者ほか150名が開幕を祝いました。セレモニーには特別ゲストとして、米国第44代大統領バラク・オバマ氏の祖母Dr.サラ・オバマ氏が、ケニア西部にあるコゲロ村より駆けつけてくださり、ケニアを代表するビッグゲストの登場に会場が沸きました。
続くレセプションパーティーは午後11時近くまで盛り上がり、ライトアップされたナイロビ国立博物館には、歌い継がれるケニア民族音楽と、アートと平和を愛する両国民の歓声が響きました。

《国内展》
「自然から平和を育む」
COP10開催都市・愛知で平和展を開催!

会期:2011年8月30日(火)~9月4日(日)
会場:名古屋/愛知芸術文化センター 
   愛知県美術館ギャラリー(8F G室・J室)


【展示内容】
・平和を愛する日本アーティスト約200名による作品展示と平和へのメッセージ】
(日本画、洋画、彫塑・陶芸・工芸、写真、書道、文芸 ほか)
・日本-ケニア「一本の木から始まる平和な未来 ~2011年自然から平和を育む~」
・ケニアの大地に緑の絨毯を ~MOTTAINAI(もったいない)は地球を救う。ワンガリ・マータイと歩む緑の道~
・被爆樹がくれた生きる希望
・日本とケニアで植える平和の木 ~日本のODAによるケニアの青空教室ファーマー・フィールド・スクール~
・特別展 東アフリカの芸術「ティンガティンガ派」作品展

2010は日本において「生物多様性」を発展させるためCOP 10が開催され、さらに本年は国連の定めた「国際森林年」にあたることから、今回の第19回8.15国際平和美術展は「自然から平和を育む」をテーマに、COP 10の舞台である愛知にて開催する運びとなりました。

開場と同時に多くの人が来場(J室)
躍動感に満ちたケニアのダンスと音楽
貴重なティンガティンガ派の原画作品
夏休みも終盤となった8月30日、眩しい太陽と爽やかな青空のもと、第19回8.15国際平和美術展が愛知県名古屋市の複合文化施設、愛知芸術文化センター内愛知県美術館ギャラリーで幕を開けました。

展覧会場では、平和を愛する日本アーティスト199名による作品と平和そして自然へのメッセージを展示。また併設展示では、「1本の木から始まる平和な未来 2011 自然から平和を育む」と題してワンガリ・マータイ氏による、本展の巡回地ケニアの植林活動やモッタイナイ運動、広島・長崎で根を張る被爆樹木の放射能に負けない生命力に迫ったほか、日本が行なったケニアへの社会林業プロジェクトを紹介しました。
特別展示には、女子美術大学の出身で客員教授もつとめるシンガーソングライターのイルカさんの直筆絵画や、東アフリカの芸術「ティンガティンガ派」の貴重な作品を展示しました。
また開催記念イベントでは、IUCN国際自然保護連合親善大使として、イルカさんによる地球環境と平和に関するトークショーを、同センター内愛知県芸術劇場にて開演。ケニアからもプロのパフォーマーを招き、伝統舞踏を披露していただきました。
続くレセプション・パーティーは、香り高いヨーロピアン感覚に包まれた、名古屋東急ホテルのバロックの間にて盛大に行なわれ、和やかな雰囲気の中で平和への思いを一つにしました。